2023年10月5日
栄光をご利用いただき ありがとうございます。
この度栄光では新たな印刷機「Revoria Press PC1120」を導入いたしました。
それに伴い、現在オンデマンドコースで採用している「オンデマンド カラー + ピンク」の再現色が従来の色味から多少変わります。
いずれも鮮やかな色味になる前向きな変化ですが、再版などをお考えの場合は一度お目通しいただければ幸いです。
まずは従来の「オンデマンド カラー + ピンク」と、Revoriaを使用した新しい「オンデマンド カラー + ピンク」を比較します。
新しい「オンデマンド カラー + ピンク」では肌色や、ピンク系の髪や衣装が以前のものよりも鮮やかに再現されているのが分かります。
淡い色味でもピンク系の色がはっきりと、しっかり再現されるのが今回の特徴の一つです。
比較として、少し淡めの色使いで作成されたこちらのデータをご覧ください。
データでは傘の部分に使用されたピンクは少しくすみのある淡いピンクでしたが、「オンデマンド カラー + ピンク」ではそのピンクが多少強調されて再現されました。
新しい+ピンクでは全体が鮮やかな色味に底上げされるため、思わぬ部分が予想よりも明るく再現されることがありますのでご承知おきください。
また、明るめの青色ではそこまで変化を感じづらいですが、深い青色を多用する場合は少し注意が必要です。
「オンデマンド カラー + ピンク」では通常よりピンクを強く発色するため、他の色よりもピンクを多く感じられる仕上がりとなります。
その結果、濃い青、深みのある青色を使用すると、どれも紫みを帯びた色として再現されます。
実際起こっていることとは少し違うのですが、イメージとしては「青+ピンク=紫」になる状態です。
こうした色味の場合は、「オンデマンド カラー + ピンク」ではなく通常の「オンデマンドカラー」や「6色印刷」の方が良い場合があります。
特に「6色印刷」ではピンクとグリーンが追加されているため、通常よりもピンクは鮮やかに再現されつつ、かつグリーン系も明るく印刷されます。
ピンクを足している分多少は紫みを帯びますが、ピンクの鮮やかさと青みの両立という点ではお勧めができると思います。
もちろんピンクの高発色具合については新しい「オンデマンド カラー + ピンク」が最も強く感じられる仕上がりになりますので、
どちらの効果を優先するかは、お客様ご自身のイラスト次第でご選択いただければ幸いです。
尚、「当社再版」「一部改訂」をご利用のお客様に限り、前回(旧印刷機)の色味に寄せた再現の調整を承ります。
ご希望の方は必ず特記事項へ「再版のため、旧印刷機に近い色味へ調整を希望」といった一言をご記載ください。
記載のない商品は基本的に新しい「オンデマンド カラー + ピンク」の色味で印刷させていただきます。
こちらの対応は2023年12月末までの限定対応となりますのでご了承くださいませ。
※表4右下に「202305」と表記されている当社の無料配布見本「オンデマンド印刷見本帖」について、こちらは表紙やカラーページを旧印刷機で作成した見本となります。
表紙・カラーページにRevoriaを使用した見本は「202311」と記載されておりますので、見本帖の判別にお使いください。
よろしくお願いいたします。