オプションでご利用いただける上製本の作り方についてのご説明です
並製本の表紙サイズから上製本の表紙サイズの違いを説明します。
2mm厚の台紙(ボール芯)を使用するため、背幅を両方で4mm広く作ります。
背中と表紙の間のミゾに9mm必要です。ボール芯の部分は3mm短くなるので、横幅は6mm大きく作ります。
天地は3mmづつ大きくなるので6mm大きく作ります。
四方に折返しが必要なので、各15mmづつ広げます。この部分の塗足しは10mm必要です。
【例】本身(本文)背幅6mmの場合【A5】
※栄光コミック 本文80P相当
背幅:(6mm+4mm)→10mm
横幅:(148mm+6mm)→154mm
天地:(210mm+6mm)→216mm
天地:15(折返し)+216(天地)+15(折返し)→246mm
左右:15(折返し)+154(横幅)+10(背幅)+154(横幅)
+15(折返し)→348mm

表紙はボール芯(板紙)にクロスなどを貼つけて作ります。



【例】 本身(本文)背幅6mmの場合【A5】※栄光コミック 本文80P相当
横幅:(148mm+7mm)→155mm 背幅:(6mm+4mm)→10mm 天地:(210mm+7mm)→217mm

並製本用テンプレートを元に上製本用表紙カバーを作成される場合 横幅:+7mm、天地:+7mm、背幅:+4mmにしてください。

| 天 | 本の上の部分 |
|---|---|
| 地 | 本の下の部分 |
| 小口 | 本の開く側 |
| 背 | 本の綴じられた側 |
| ノド | 本の綴じられた側の中側 |
| 見返し | 表紙と本文をつなぎ止める蝶番の役目をする紙。 |
|
寒冷紗 (かんれいしゃ) |
ガーゼ状の布で、背中の耐久性を 増すために表紙と本文の間に貼る。 |
| ボール芯 | 本の強度を増し印刷した用紙、布などで包むためのもの。 |
| ミゾ | 背中と平の間に開きをよくすためにつける溝状の筋。 |
| スピン(しおり) | スピンともいう。通常対角の長さ掛ける1.5倍。 |
| 束(つか) | 本の厚さ、本身幅ともいう。 |