現在弊社では「製品が到着後1週間」を不良品の申し出期間としており、こちらは通信販売などの一般的な返品基準に準じたものとなっております。しかしながら同人誌と異なり、製造工程におけるインク・プライマーの定着不良等の要因により経時変化が起きうるアクリル商品につきましては「1年間品質保証」といたします。
室内で保管されていた商品につきましては、ヒビ割れやインク剥がれなどの不具合が発生した場合は作り直しの対応をさせていただきます。
期間は原則1年とさせていただきますが、期間外でもお客様の保管状況等の確認をした上で柔軟に対応させていただきますので、まずは弊社までご連絡をお願い致します。
※バッグに取り付けて持ち歩いた等、日常で既にご利用いただいている場合は一部対象外となります。
※以下に定める作業マニュアルを遵守徹底し、不具合が起こる可能性を最小限に低減いたします。
始業時 | クリーニング | プリンターのノズル抜けを防止するためヘッドクリーニングを行う さらに週に2回ノズル面の洗浄を行い、インキの固着を予防する |
テスト印刷 | プライマー(下地剤)塗布の均一性を目視確認 テストパターンを印刷して色味、インキの吐出不良の有無を確認 アクリルに対しインキの定着具合確認のためクロスカットテストを実施。セロテープによる剥離テストを行う |
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印刷 | 脱脂 | アクリル使用時、新板、端材を問わず印刷面を無水エタノールで拭き脱脂を行う |
除電 | インキ塗布時に静電気の影響を最小限にするためにイオナイザー(静電気除去器)を稼働させる | |
カラーバー印刷 | アクリル板の余白部分にカラーバーを配置して、色味、剥離テストを行えるようにする | |
ヘッド〜メディアの距離 | インキの霧散を防止するためメディアに対して可能な限り最短距離で印刷を行う[アクリル/約0.2mm〜] | |
加工 | コーティング | オゾンガスの排気の際粉塵が舞うため、コーティング約15〜20分前に排気を行い粉塵が落ち着くまで待機する イオナイザーによる除電、埃の除去を行う |
レーザーカット | カット後、断面の角度を目視確認。 傾斜になっていた場合、水平器にて角度調整を実施 アクリルスタンド等の組み付けがある場合、差し込み口の緩みを確認 |
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メディア | 保管上の注意 | 印刷工場内の温度は夏季には25℃±2℃、冬季には23℃±2℃、相対湿度は60%±10%を維持する メディアを加工30〜60分前に保管場所から加工機横に移動し、メディアの伸縮を安定させる |
品質管理 | 検品 | セロテープで剥離テストを行う 完成品に印刷不良(ムラ、傷など)がないかOPP袋封入を行うと同時に検品を行う |
履歴管理 | 工程管理システムで、何時、どの印刷機・加工機を使用したか注文番号ごとのログ管理を行う 印刷機に異常があった際、何時から異常が発生していたか遡れるよう各印刷機の刷り取りを保管する |
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終業時 | 機械メンテナンス | ノズル面の洗浄、溶剤によるコーティング、廃インク吸引部の清掃を行う さらに隔週UVランプ、インキ排路のメンテナンス、隔月イオナイザーのメンテナンスを行う |
直射日光が当たる場所、温度差・湿度差の大きい場所、特に窓際での保管を避けることを推奨します。